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私の恋の履歴書 | main | She is a star~運命の転機~
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翼と千夏
 1

 その日は喧嘩の延長上で彼と彼女はぎくしゃくしていた。狭い部屋。二人で選んだ小さなテーブルに向かい合うしかないのだろうか。会話の途中で席を立つのが彼のパターンになっていた。彼にとって彼女の占いのはまりようには参っていた。それと東京育ちの価値観にも。
「この日がええとかこの日はあかんとか、ナツにはもう付き合いきれまへん」
ついに小畑翼(こはたつばさ)はキレてしまった。彼女にも不満はある。栗原千夏(くりはらちなつ)は負けずに言った。
「あなたの名前、今っぽいけどちょっと似合ってないわよね!野球ばっかやっててわたしなんか居なくていいんじゃない?」
翼には喧嘩のときの東京弁というのがカチンとくる。
「お前なんかとはもう一緒に居られへん言うてんねん!」
翼はそう言うと、足を組んで椅子に座る千夏の肩をはたいた。
「もういい。わたし出て行く!」
千夏は泣くことはしない気の強い性格だった。三年間の同棲も閉ざされ、二人は別れていった。
「喧嘩はもうやめや!<大好きなのにね<仲良くしような<うん...」仲直りする度に二人交わした言葉虚しく。。お互い十八からの三年間がまだ若すぎた結果とも言えるのではないだろうか?

 2

 二年が経ち、神戸は長田区に越した翼はいつしか千夏のことを忘れていた。最近まで後悔していたのに・・。翼は新しい彼女である啓子(けいこ)と手を繋いで歩いていた。翼から見ればべっぴんさんでもったいないくらいだ。それでも我儘の多い子であった。
「おい啓子、いっつも遅刻してばかりでやりきれんなぁ」
「だって、まだ二十歳やもん」
「そういう問題ちゃうやろ!」
すると一回転しながら啓子は言った。
「許してくれへんの?・・翼くん、もうあたしのこと嫌い?」
「そういう問題、って同じこと言わせないで」
「ごめんなさい。注意します」
「わかったよ、ゆ・る・し・ます。年下やしな。ハハハッ」
翼はこの気ままな啓子と過ごし、相手を許せるようになった気がする。翼は啓子の腕を引くと、繁華街を抜け、丘へ向かう一本道のパン屋でソフトクリームを買い求め啓子に渡した。ニコリとして啓子は言った。
「ねえねえ、あたしたち三ヶ月になるけどHしてへんなぁ?!」
と、ラブホの看板を横目にためらうことなく言う。翼は啓子の顔をじっと見て答えた。
「俺はいつでも相手になるけどな」
「でも昼じゃ雰囲気出ないね!」
啓子はきっぱり言うとどんどん歩いて行ってしまった。翼は首をかしげ追いかけた。マジで答えたのに解らない。いや、まったく解らない女だと翼はいつも思っていた。

 その頃千夏は、灘の実家から勤務する梅田の飲食店まで通っていた。同棲時代は新卒で採用された会社に勤めてはいたものだけど、嫌になって辞めた。理由なんかない。敢えて理由を挙げるなら、翼と別れたのが切っ掛けかも知れない。もちろん彼に対し責任転嫁などない。翼と別れ、強気な千夏が社会の壁にぶちあたり砕けたこともあった。そんなとき一途な元カレに委ねられたらと思ったことさえある。
「23に結婚すれば幸せになれる!でももうすぐ終わりね。あ~あ、占いはもう信じたくないわ」
早番で上がった千夏は、人で溢れる梅田のスカイビルをふらふらと歩きながらそう呟いていた。突然誰かにぶつかった。相手は若い男だった。
「あれっ、あれあれ?」
よろけた動揺を隠すかのように、とっさに千夏は相手を見ることなく言った。
「ごめんなさい。わたし、よそ見してたんで・・」
「ナツじゃないの?」
男は続けて言った。
「何だか大人になったからびっくりしたよ」
千夏は、相手が野球部の橘(たちばな)先輩と気付くと笑顔になった。高校時代、部でマネージャーをしていた千夏が想いを寄せていた人であった。
「急いでないのならコーヒーでも飲んでいこうか?」
千夏は橘に同意した。

 混雑しているコーヒーショップの窓際の席に、二人は並んで座った。橘先輩が言った。
「でもさー、ナツって変わったよね~?綺麗になったってことだよ」
「ありがとうございます」千夏はニコリと頭を下げた。
「そうや、俺たち関東やろ?君も未だに関西弁に染まってないよね!?」
「フフッ、先輩は関西弁喋ってますよ!」
「ほんまか?」
「そうみたいです」千夏はそう答え笑い続けた。が、そのあと橘が言った言葉に撃沈した。
「今日はこれから嫁と買い物に行こうって話でね」
「あっ、そうなんだ。結婚してたんですね…」という千夏の言葉が届かない様子の橘は、他愛ないことを話し出した。しばらく相槌を打っていた千夏は、タイミングを計って
「そろそろ帰らないといけないので」と言うと席を立った。
すると橘は言った。
「翼と別れたんだってね」
「・・・」
「春先あいつと逢って聞いたよ。あいつ、ナツのこと忘れられないって。で、君の為にアドレスも番号も変えたらしいけど」
「翼がそんなことを?」
「ああ。次の日曜日、昼から御影のグランドで試合やろうって話なんだ。良かったらもう一度奴に逢ってみたらいいよ」

 御影のグランドとは高校のグランドを指していた。帰りの電車の中、忘れかけていた翼のことを再び思い出していた。シフト制の仕事であったが、次の日曜は休日になっていた。運がいいのか悪いのか…。千夏は行こうか行くまいか複雑だった。

(回 想)
 その野球部は甲子園が近いというのに出場回数はゼロ。千夏は野球部員のマネージャーをしていたが、二年三年と見事、予選一回戦で敗退していた。紅一点の千夏のはずだが、おかっぱで色気なし。当時女の子であることすら意識していなかった。高校二年生の春に父の仕事の関係上東京から転校してきたのだが、何気なくグランドで見た選手を好きになり片想いした。それが橘先輩であった。秋になって千夏は部の門を叩いた。その行動力は我ながら凄いと思う。ある日曜日、千夏はクラスメイトの智子(ともこ)をメンバーに入れ橘先輩と遊園地に行くことに成功した。しかし裏目に出た。その時先輩は後輩にあたる部員を連れてきた。それが小畑翼であった。神戸メリケンパークでのグループ交際が終わる頃、先輩と智子がいい関係になっていた。千夏は?と言うと冴えない同級生の翼とばかしあいの関係になっていた。翼は自が強く取っ付きにくい男だった。彼とは普段から距離を置いていたのだ。人は相手を意識すると不思議なもんで、それ以来千夏は先輩より翼が気になる存在になっているのに気付く。その要因には、先輩が年を越す前に退部していったこともあった。それに、智子の話からも先輩は進学志望で交際はしないと言っていた。翼は、練習のあと部員の洗濯物を洗う千夏を手伝うようになっていた。翼はいつも黙ったままそれを干し始める。当初千夏からすれば、彼は良く判らない人だと思っていた。
「小畑くん、それわたしがやるよ」千夏は言うと、
「はよ済ませんとあかん」と翼は釘を刺した。

 やがて三年生も終盤、就職活動で二人は事実上引退した。隣のクラスの翼は、千夏の就職が決まると近くの公園へと千夏を呼び出した。翼はポケットから小さな袋を取り出すと千夏の首に掛けた。ネックレスだった。
「よく似合っとるがな」
驚いた千夏は、手でそのネックレスに触れじっと眺めていた。きらきらと輝いていた。
「ありがとう。本当にわたしに似合ってるかなぁ?」
「ほんまに似合っとる」
「それなら良かった。ほんまに…」翼は千夏の言葉を聞く前にブランコをこぎだした。そのあと二人は駅まで歩き出した。
「卒業したらナツにはもう逢えなくなるやんか?! 少しは寂しいがな」ちょっと人をバカにした話し方は翼らしい。最近千夏は解ってきた。それが翼の照れ隠しだということを-
「でも同じ三宮でしょ?…ねぇ小畑くん!一緒に通ってくれる?」千夏はちょっぴり勇気を出して言った。それは翼を徐々に好きになっていた証拠だった。
「ああ、ええけど」翼は答えた。それは嬉しいのか解らない返事であったが、千夏には満足な言葉だった。
 同じ時刻の同じ車両で、西宮から乗ってくる翼と千夏は通勤した。二人が、並行するJRや阪神電鉄でなく阪急電車を選んだのは高校時代からの由縁であろう。帰りにも待ち合わせをするようになった。まさしくそれはデートだった。社会に出てからの千夏は女に目覚め、化粧や服選びも上達したかも知れない。
ひと月もしないうち、翼は千夏にある話題を持ち掛けた。
「俺、実家出て三宮で暮らそうと思うねん」
「それやったら通勤楽やもんね!わたし毎日行っちゃうかも知れんよ!?」
「そうなんやけど…千夏もどう?」
「同棲ってこと?…すぐに答え出せないけど。考えとくわ」
「うん、ええよ」

 実現したのは初夏の頃であった。新居のガランとしたワンルームにて、二人ぎこちない。一人娘の千夏はこのことを家族には言えず、結局半同棲という形になった。泊まる所は、三宮の女友達宅という話にしてあった。ただ母親には本当のことを言っていたから、内緒なのは父や兄弟にである。
「何だか照れるな」翼は言った。
「わたし何か作るね!けど、鍋も食器もないよ?」
「買いに行きまっか。やばっ、俺金ないわ」
「それでも見に行こっ?」千夏は翼と手を繋ぎ外を歩いた。七月の空は青かった。
面倒見の良い千夏は、翼の為に手料理を覚えた。翼との夜は抱き合うことに飽きが来なかった。休みの日には朝から抱き合っていた。とにかく楽しかった。それなのに、いつしか二人にすれ違いの日々が訪れるのだ。(以上回想)

 電車の中、千夏は思いに耽っていた。あの当時の自分が可愛くないって思えてくる。阪急電車は夕暮れの御影駅に停車した。思わず千夏はホームへと降り立った。電車が去ると蝉の鳴き声のするホームのベンチで、ぼんやりと薄暮の空を眺めていた。

 3

 -JR新長田のホームにて- 翼と啓子の前を京都行きの新快速が通過する。その向こう側、六甲の山が見え隠れしている。
「須磨海岸でも行きた~い」と、啓子は姫路方面の電車に指を差して言った。
翼はちょっと大き目の荷物を持ち上げると、黙って啓子の腕を掴んだ。
「こっちやねん!」まるで子供の先導を切るようだ。
休日のまばらなシートに腰掛け揺られながら、
「今日はスリーベース打つで~!」と翼は啓子に言った。
「ホームランちゃうの?」
「打てへんわ。それよりスリーベースがよかねん」
既に啓子はケータイをいじっている。翼は啓子の影響で以前より喋る男になりつつあった。

 御影のグランドにはメンバーが集まり、それぞれウォーミングアップをしていた。翼も、当時のユニフォームに着替え仲間に交じった。どうやらメンバーは現役の部員含め確保できたらしい。橘先輩を見つけた翼は、彼の傍まで駆け寄った。
「先日はご馳走になりました」翼は言った。
「ああ。元気になったみたいだな」
「はい、立ち直ったゆーか…新しい彼女連れて来はりました」
「あの子か?」橘は、フェンス越し手を振る啓子を見て言った。
「あの子ですわー」翼はちょっと自慢げに言った。
「参ったなぁ~。来てねーよなぁ」と、橘は周りを見渡している。
「まずかったっすか?」
「橘さ~ん、先生が呼んではりまーす」と、遠くから手招きしながら部員が叫んだ。
「翼、今の話気にせんでええわ」
「はあ…」
灼熱の太陽の下、紅白戦は始まった。翼は赤組のライトに使命された。
「俺、ここしばらくやってへんから打てんよ」翼は元部員の仲間にそう漏らした。
「そやろー。彼女いるんやったら野球どころじゃないやろ~」
「小畑んとこの彼女、めっさカワイイ子やなぁ~」
「いいとこ見せんとあかんで~」先攻のベンチで皆が口々に言う。そんな啓子は家族連れの輪の中で子供と戯れていた。彼らには千夏とのことは話していなかった。その頃はОBと野球ばかりしてたっけ!? 翼は思い出した。
後攻の橘が1球目を投げた。狙い過ぎで先頭打者をフォアボールで出したものの、橘は三人で攻撃を絶った。よってこの回5番に入っている翼には順番が回って来なかった。翼は守備に回った。

 その頃、千夏は自宅から自転車でグランドまで向かっていた。あと一駅くらいだろうか?啓子は見覚えのある路地を入っていった。

「打った~!」
ボールは転々とレフトを抜け、打者は3塁をおとし入れた。今年の部員は甲子園の予選三つをクリアし、強いとされていた。今打った四番打者がそれを証していた。それでも橘のストレートは今でも130km/hを超え、持ち球のカーブもキレが良い。翼が左打席に入った。
一球二球と見送ってボールを選んだ。というより手が出なかった。三球目にストレートが来ると睨んで思いっきり振った。ボールがセカンドの頭を越え三塁からランナーが生還した。翼は、ベンチからの拍手にガッツポーズを返した。啓子が翼に大きく手を振った。
千夏もその瞬間を見ていたが、もっぱら啓子の存在には気付いていなかった。再び子供と戯れだした啓子の横を千夏は通り過ぎた。ベンチにいた部員が千夏の存在に気付いた。ランナーで出ている翼もベンチの異変に気付き、息を呑んだ。
「ナツ…」胸の内複雑な境遇に立たされた翼は無心に盗塁をしていた。結果はセーフだった。一体どうすればいいのか?そのあとの行動は解らなかった…。

 4

「橘先輩、ちょっといいですか?」守備から戻った橘の元へ千夏が駆け寄った。橘は千夏を制し校舎の裏手へと連れて行った。その間、残塁でベンチに戻った翼はグローブを持つとライトの定位置に着いた。
「翼、元気そうですね」千夏は言った。
「なぁ、翼の件なんだけどな・・・」
「実は今日、告白しようと思ってきたんです」
「そうだったか。俺もさっき知ったんだけどな、あいつに彼女が出来たらしいんだ。」
「そんなぁー」と言ったあと、千夏は突然の眩暈がして倒れた。
「おい、ナツ!」橘はしゃがみこむ千夏を抱き寄せた。熱中症かも知れない!そう思うと学校の事務員を呼びに行った。そして二人で千夏を抱え保健室のベッドに寝かせた。

その間グランドの試合は進行し、再びチェンジしたところだった。
「ピッチャー橘はどこ行ったんや!」と、顧問の飯塚が叫んだ。
「知りません」ベンチに残っていた現役高校生の木村が言った。
「おい木村君よお、ほおってくれんか!」
「はい!ぼく投げたかったんですよ~」

「栗原熱中症です。俺、彼女が落ち着いたら送って行きますから試合の方お願いします」橘を探し保健室にやって来た飯塚に告げた。
「そうやったか。じゃあ頼むな」
飯塚が千夏の額に手を当てると、彼女はうっすらと目を開けた。
「すいません」千夏は言った。
「おお!暫く振りやなぁ~。元気しとったか?」

グランドでは、代役の木村がボコボコに打たれていた。またもやランナー二人を置いての翼の打席だった。翼はど真ん中に来た直球を思いっきり空振りした。千夏のことが気になっていたからだ。何処へ行ったんやろ?ちらちら周りを見渡していた。ベンチに帰ると啓子が「何しとるの翼くん!」と呆れてみせた。
「ピッチャー苦しんでるやろ?助けてやった。これが自信になるんや。ほら、こいつも空振りや」翼は笑って言った。

「ナツ、翼が来る前に帰らんか?俺が車で送るよ」橘が言った。
「先輩、私自転車なんです」状態の良くなった千夏が答える。
「リアに積めるよ。行こか?」
橘と千夏は車に乗ってグランドの横の道を通過して行った。千夏は寂しげにグランドを見ていた。
「ナツは梅田で働いてるんだったね!」
「俺はいま十三(じゅうそう)から京橋に通うとる」
「関西弁、奥さんの影響?…」
「まぁな。ナツとは普通に喋るよ。あっ、もうこの辺りかな?」橘は笑いながら言った。
「聞いて欲しい話あるんですけど…時間とか平気ですか?」
「まあ。グランドに戻る必要もないしな。で、何処か行く?静かな場所がいいだろ?」
「麻耶山」
「ヨシ!じゃあこの辺で右折だな」
そして橘のRV車は登りカーブを行く。
「少し混んでるな」橘はぼやいた。
「先輩と一緒なら平気です」千夏は言った。
橘は景色の開けた場所に車を止めエンジンを切った。車の中からでも神戸の町が一望できた。
「で、話聞こうじゃないか」橘は言った。
「あれから、彼のこと思い出しちゃって」
「・・・」
「悪かった。俺のせいで」
「とても辛いんです。この季節は特に・・」
「夏の思い出が?」
「毎年この季節になると二人で生田(なまた)神社のお祭りに行くんです。そこで翼は浴衣の子をじっと見てるの。とっても綺麗な子を。彼はもしかしてああいう子が好きなのかなって。私はヤキモチ妬いて帰っちゃったんです。次の年も私は浴衣買わなかったの」
「ナツって気の強いとこあるからな。ああ見えても翼は優しい男だし、普段もの言わんからきっとナツにも浴衣着て欲しかったんだと思うよ」
「そう思いました。新しい彼女ってどんな人か知ってますか?」
「いやっ、知らないなぁ~」橘は口調からして関西弁に戻っていた。
「きっと私より綺麗で上品で大人で相手思いで優しくて…」千夏の目から涙が溢れ出した。千夏にはそれを止めることが出来なかった。
「泣くことない!ナツだって綺麗になった思うし優しい子やと思う。だから泣く必要なんかないよ」
「先輩みたく結婚もしたかった」
「そういう話なかったの?」
「こんな私じゃダメだって」
「難しいよな」橘は千夏を見て言った。
「もう翼のことは忘れます。先輩も私のことなんか好きじゃないはずだし」千夏はそう言うと車を降りリアに積んであった自転車を下ろそうとしていた。
「ここから一人で帰れますから」千夏はそう言って橘の手を振り切った。
「素直になろうよ」
「実は俺、大学落ちて浪人しなかった。受験勉強で君への気持ち振り切るためあの日智ちゃんと仲良くしたんだ。こういう事なら君と付き合えば良かったと思う」
「そんなこと嘘です」千夏はそう言うと背を向けた。
「ほんとだよ。こうしたら解かって貰えるかな?」橘が呆れたように言った。と同時に千夏は強く肩を抱きしめられた。
「先輩・・ダメですよ」
「一度だけならそうなってもいいよ」橘が言った。

 5

「疲れたなぁ~」野球用品を担いでいる翼が言った。
「ねっ、長田のお祭り行かない?」身軽な啓子が言った。
「いやや」翼がそう言うとしばらく間が空いた。のこのこ歩き始め25分、要約六甲道駅に着いた。夕方五時を回っても夏の空はまだ青かった。
「浴衣着ようかな~」啓子は悪戯っぽく言う。
「うん、ほんじゃ長田着いたら着替えて来いや」
「わかった」

 その頃千夏は、一人自転車で山道を下っていた。とにかく複雑な心境だった。自分の部屋のベッドに横になってからも長い間考えていた。橘の優しさも好意も理解できた。そして再び翼の事が脳裏に蘇っていた。 - 恋しくて。愛しくて。忘れられないよ –
気付くと先日橘から聞いていた翼のメルアドを開いていた。けど、文が上手く打てない。ドキドキする。打ち終わったが、長い文を見直し消した。
[お久しぶりだね。今日はあなたの元気そうな姿を見れて良かったです。お元気でね!]
無心で送信した。なかなか届かないことに察し送信中の画面で切ってしまった。

 浴衣を着た啓子はとても綺麗だった。長田の祭りは混み合っていた。
「付き合ってくれたお礼に水飴でもおごっちゃうぞ」啓子がはしゃいで言った。
「あとで金ない言うなよ」
「言わんよ。じゃあ買うよ!」
翼はポケットのケータイメールの受信に気付いた。
[件名/千夏です。本文/今日はお疲れ様でした。つばさ元気そうで良かった。夏だからお祭り思い出しちゃったよ。一緒に行こうなんてもう無理なことやもんね。わたしとのことは過ぎたことやもんね。気にしないでください。わたしも頑張っていい人見つけます。本当にさようなら]
翼は千夏の言葉に対し無性に気持ちが込み上げてきた。そして近くの御影石に腰掛けてしまった。横に誰か座った気配がしたが、一緒に歩いた生田神社を思い巡っていた。
「翼くん!翼くんったら一体どうしたの?はい、買って来たよ!」啓子が問いかける。
「ああ。何でもない。俺の分か?サンキュウ」
「ねぇ、今晩してもいいよ」
「啓子ごめん。今晩報告書仕上げなあかんからもう少ししたら帰らんと」
「そんならええよ」
「すまんな」

 翼自身は思っていないことだが、周囲の評価は優しい上に真面目である。この事を一番理解してるのが千夏であった。破局したものの芯から突き合ってしまうことが悪かったとは思えない。千夏はそう思っていた。大阪の街にも夏特有の夕立は降る。仕事帰り売店で傘を買った千夏は、東京から出張に来ている幼馴染に逢うため新大阪駅にあるステーションホテルへと向かっていた。その幼馴染の小夜子(さよこ)は、翼とは一度だけ面識があった。彼女にも彼氏がいて恋の話も通ずる。最初は大阪や神戸の話で盛り上がっていたが、程よく酔いが回ると話題は翼のことに一転した。18階のラウンジから見下ろす駅北の灯りは切なく揺れていた。千夏の心も揺れていた。車道に挟まれた新御堂筋線の電車が行き交う。そんな光景を目にしながら千夏は言った。
「もう終わったんだよ。誰か他の人を好きになって忘れたいかも…」
「千夏さっきと逆のこと言ってるよね?当たって砕けなきゃ~千夏大人になったから絶対平気だよ!」
「でも。男ってなかなか大人になれないって言うでしょ!?」
「じゃあ千夏は大人の人を好きになったりする?」
「するよ・・たぶん」
「なら、ええ人紹介するわ」小夜子が言った言葉ではなかった。
「えっ?」千夏と小夜子が振り向いたテーブル席には思わぬ女が男といた。女の方は同級生の智子だろうか?もしそうであるならば、今そこにいるのはかつての智子ではなく、色気づいた水商売風の智子だった。
「もしかして智子?」と訊いたのは、化粧と照明の具合で明確ではなかったからだ。
「千夏はんも変わったね~素敵になったやん」その話し方もまるで別人であった。
「あっ、幼馴染の小夜子」思わず千夏は紹介した。
「どうもです」智子は言ったが、小夜子は無言で頭を下げただけだった。
「ど~ぉこういう人?35歳なんやけどステキでしょ!?」智子は千夏に言った。男は笑みを浮かべるとスーツの内ポケットから名刺を二枚取り出した。そして千夏と小夜子に手渡した。席を立って気付いたことは、彼が背の高い男だということだった。
「広田浩二です。巨人から大阪PR学園の清水投手の獲得に来ました。智子さんは飲み友達なんですよ」広田は、大人を思わせる落ち着いた感じの話し方であった。
「そうなんですか。凄いですね」千夏は言った。
「あっ、彼このホテルに泊まるって言うからゆっくり話しといて~私は店に帰りますね」智子はそう言って席を立った。千夏は二人のいきさつなど訊こうとするのだが、話ずらい感じだった。
「広田さんて寡黙なんですね?」と、話を切り出したのはずっと黙っていた小夜子だった。
「女性の前ではこんなです。だから何と言うかうまくないんですねー」
「何か面白いです」小夜子はそう言うと、隣の千夏の肩を叩いた。
「あっ、この人もここ泊まるんで相手してあげてください。私帰らないと・・」千夏は席を立った。
「千夏さん、連絡待ってますから」したたかな感じで広田は言った。案外やり手なのかも知れない。普通の千夏だったら一目惚れのするタイプだったが、やはり翼のことを忘れられないのだろうか。

 6

 翌朝、遅くまで広田と一緒に飲んだという小夜子からメールが入った。智子は大阪ミナミでホステスをしているという。そして広田が千夏と話してみたいという。たぶん小夜子の配慮なのだろうと気にも留めていなかったのだが…。
『何もかも忘れて一人旅に出よう』そう決心した千夏は、仕事を闇雲な口実で連休にして貰い、捌けなし貯金をも下ろすと、大阪環状線を天王寺まで乗った。南方の和歌山方面へ行くはずだったが、ひょんなことで難波から東へ向かうことにした。直前まで迷っていた旅先を、ケータイの占いサイトで決めたのだ。いつか旅番組で見たことのあるオレンジ色の‘ビスタカー’に千夏は乗った。
『占いとは暫く無縁だったのにな』と、千夏は思いながら車窓の景色を眺めていた。近鉄特急は、欧州の国境をまたぐように幾つもの県をまたいで走る私鉄だ。ウォークマンの中のバラードが日本の風景に溶けていった。夢の中で誰かが問いかける。
「千夏ちゃん大きくなったら何になりたい?」
「お嫁さん!」
「そうかい、千夏は好きな人に愛される結婚するんだよ」
それは亡くなった優しいお婆ちゃんとの会話だった。兄と弟に挟まれ男まさりの千夏も、恋をして少しは綺麗になったと思う。最近になって両親から箱入り娘扱いされているのが腹立たしくもあるが。何でそんな夢見たのだろう?
 賢島から鳥羽の水族館へと行ってみた。海面では所々で真珠の養殖をしていた。一人旅を味わっているのにカップルばかりが目に付く。館内でもレストランの席でも…。一泊して早めの電車で引き返すことにした。ところが乗り換える電車を間違え、名古屋に向かっていたのだ。名古屋駅は俗に名駅と呼ばれている。その名駅の新幹線ホームから見た向かいの結婚式場では、白いウエディングドレスを着た花嫁の姿が広いウインドウからちらりちらりと見えた。
「夢からしてどうかしてる!」千夏は言葉にした。
『この気持ち翼にメールしたいよ』
気付くと新幹線のデッキから、千夏はその名刺のナンバーに掛けていた。
「はい、広田ですが」
「・・・」
「もしもし、どなたでしょうか?」
「私、栗原千夏と言います・・」そのあと千夏は泣き出してしまった。
「待ってましたよ」男の声は優しく千夏を包み込んだ。

 その頃啓子は、帰郷していた兄に付き添って貰い総合病院で検診を受けた。病名は、本人には無縁とも思える自律神経失調症から来るものだった。時折耳鳴りがする。初診の時は彼氏の翼に付添って貰った。まるで子供のような啓子だった。
「広田啓子さーん」ロビーにて啓子は放送で呼ばれた。会計に向かった。女性の薬剤師が顔を出して言った。
「今回処方箋変わりましたので間違わんよう服用してくださいね」
「はぁ。で、何ぼですか?」
「二千と六十円ね」今度は会計のおねえさんが答えた。
「あっ、私が払います」その男の声は広田浩二だった。
「も~お兄ちゃんったら~電話長いから」
「悪かった」そう言いながら、広田は厚手の財布から会計に万札を差し出した。それから、病院を後にした広田兄妹はタクシーを拾い乗りこんだ。
「ポートタワーまでお願いします」と、兄は運転手に伝えた。
「ねえお兄ちゃん、関西弁忘れはった?」啓子が言う。
「兄ちゃん仕事でな。何しろうちは巨人だ。巨人軍は東京だ」
「そうやけど。東京じゃ関西弁はあかん?」
「それよりあんた、病気の癖して元気やな~」ここで初めて兄は笑みを浮かべ関西弁を言った。
「も~あんたってつまらん言い方しないといて!」啓子はそう言ったあと兄浩二にもたれかかった。そして言う。
「メニエルって病気な、こないしてふらっとくるの。けどお兄ちゃんといると安心」
「何やこれから俺、お前の彼氏紹介されるんやないか・・」
「そや、お兄ちゃんのこと見たら翼くん驚くかもな」
「驚く?歳の差にか?兄ちゃんのこと何も話してないのか?」
「うん。ねっ、驚ろかそっ!」

 メリケンパークを目先に、翼はポートタワーに通ずる石畳をひとり歩いていた。
「ナツごめんな・・・しかしあの頃のままやな~」そんな言葉を呟きながら翼はしんみりとした。高校時代、四人でここへ遊びに来たことを回想していた。
『あかん!』タワー下まで来てそれを打ち消すと、展望台に昇るための切符を買い求めた。神戸ポートタワーは、地上108メートルの砂時計を容取ったような赤いタワーである。360度のパノラマ展望からは、メリケンパークをはじめとする神戸港のすべてが手に取るように広がっていた。
『あれ?ちごうたか…』翼は窓越しの何かに気付いた。そして興味深々とそれに近付く。
「そうや、元巨人の広田や!」今度は声にして言った。今度はその広田が翼を見ていた。
「翼くんごめん遅くなっちゃった暑いからカキ氷かな!?」そう早口で言ったのは、横に現れた啓子であった。二人が立っていたのは売店の横で、翼はちらりと売店を見ると言った。
「俺、ペプシでいいよ」翼がそう言うと啓子は買い求めた。そして翼にそれを手渡した。
「はい、お金はあとでね!」そんな啓子は何も買っていない。
「なぁ、啓子はん知らんか?」
「何が?」啓子はニコッとした。
「巨人の選手やった広田って?あれっ、啓子と同じ広田でな」と翼。
「知っとるよ。広田浩二」啓子は言った。
「おお!あれ、その人やで」翼の目線の向こうを啓子も見た。
「引退後はスカウトやってるのよね~」と、啓子はわざとらしく言った。
「ほんまか?」野球青年翼は、口にしたペプシコーラーを吹き出した。
「ほんまやでー」そう言うと啓子は窓際の席に近付いていった。
「おいおい、何や啓子。すげーなぁ話し掛けとるや…えっ、何で腕なんか組むんや? あかんよ~そんな。マジ恋人みたいな、兄妹とはちゃうがな。・・えっ、兄妹??」気付くと翼は二人の横にいた。そう、ここは窓際の席だけがゆっくりと回っている展望台だったのだ。
「そっ、お兄ちゃん!正解~」啓子が言った。
「翼くん、初めまして」広田はそう言い立ち上がった。177センチの翼をも遥かに凌ぐ背丈だった。
「驚きました!そんな話知らんかったんで。よろしくお願いします」と、翼は頭を下げた。
で、蓋を開けたら終始野球の話題であった。広田選手は一軍での開花こそ短かったが、巨人が優勝した年には控えながら3割20ホーマーを記録し、‘ラッキーボーイ’の称号も与えられた。むろん蚊帳の外に居たのは啓子だった。三人の並ぶカウンターの向こう側に再び見えて来たのは六甲の山々だった。啓子が不意にそちらを向いた時、男二人も釣られて向いた。啓子が振り返ると、今度は関係ない話題を持ちかけた。
「ところでもうすぐヒトミ姉ちゃんの法事やねん、啓子もパパ達と車で東京行くからなっ」
「ああ、宜しく頼むわ」広田は言った。
「あの~お姉さんすか?」と、シドロモドロ尋ねたのは翼だった。
「ヒトミちゃんてお兄ちゃんの奥さんなんやわ。でも二十代で亡くなっちゃったの・・」啓子が残念そうに話した。
「なぁ啓子、ヒトミにそっくりな女性見つけたんやけどな」浩二はきっぱりと言った。
「へ~、恋人なの?」
「始まったばかりや」広田がそう言うと、今度は向かいに広がるポートアイランドを三人で眺めていた。まさか翼の元恋人だったとは誰も知る余地もない・・

 新神戸駅下の“神戸牛レストラン”に残された二人は、デザートの杏仁豆腐を口にしている。
「お兄さん東京帰っちゃったね」翼は一連の余韻に浸って言った。そして偉大なる兄を持つ啓子をまじまじと見つめた。啓子はいつもながらあっけらかんとしていてマイペースだ。返事も返さず携帯を開き見る。するとそれを翼に突き出して見せた。
「この人がヒトミ姉さんやで」と啓子は言った。その画像を見せられた翼だが、何となく千夏に似ていたことに首をかしげた。
「そっか」翼は短く返事を返した。だがそれ以上探ることもなく、通りがかりのウェイターにワインをリクエストしていた。
「啓子はん、俺、浩二さんにスカウトしてもらえへんかな?」
「そやな!」啓子はマジに反応した。彼女にはその冗談が通じていないようだ。

 7

 あれから千夏が翼を忘れられたのは、積極的な広田のお陰であろう。季節は一巡し、また夏がやって来る。そして父親の大阪転勤も八年が経ち、東京の本社に戻れる事となった。兄や弟は仕事の関係上、関西に残ることになっている。千夏は迷わず、両親との引越しを決めた。旧友が多いのもさながら、東京に住居を置く広田との遠距離恋愛がこれで解消されるからだ。一方翼は?と言うと彼女である啓子に物足りないのも判っていながらもズルズルと付き合いが続いていた。翼は大人になったのか、それとも年下の啓子と居るせいなのか、相手を庇(かば)う気持ちを身に付けていた。やはり翼も同様、千夏とのことは忘れかけていた。しかしこのままいくと二人が鉢合わせになる瞬間も縮まるに違いないのでは?そう思うのは読者とこれを書いている自分なのだ。けど、この瞬間に私の中で結末を出すことが要求され、そして答えが出た。

(最終章)
 その日主人公「翼」は、京都の旧友に逢うため新神戸駅‘のぼり新幹線ホーム’にいた。『ひかり』の乗車率なんてさほどないだろうと思いつつ自由席前に並ぶことにした。日曜のせいか割と人が多い。大阪人は列を作らないと言われるが、少なくともこの神戸では守られているようだ。そもそも大阪に於いて「斜め駐車」だの「赤信号は気を付けて渡れ」とか言う言葉も如何なるものか?今時珍しく免許を持たない翼にとってはわからない。耳にするヘッドフォンからはメタルロックの激しいリズムが流れていた。

「長い間ありがとうございました」それは大阪を発ち東京に向かう千夏の声だった。今時のジーンズにフリルのスカートを組み合わせた格好だった。そこには母親と見送りの友達含め5人程がいた。父は仕事の残務処理が終わり次第、後日車で引き上げる予定だった。待避線に入線した『ひかり』が、あとから来る『のぞみ』に抜かれるため止まっていた。その車内では、眠り掛けた翼が目を覚まし窓の外を伺っている。翼は新大阪であることを確認した。あとから来た『のぞみ』が止まりかけていた。すると、目の前の集団の中の一人が自分を見つめていることに気付いた。それは間違いなく千夏だった。胸が張り裂けそうな瞬間だった。その僅か10秒の時間、翼の頭の中では時が止まったかのようフリーズし、無音になっていた。母親らしき人物がバッグを持ち上げ、乗るよと言わんばかりに彼女の腕を引いていた。千夏は会釈して背を向けた。翼は思う。もし、ここにガラスがなければ目の前まで行ったかも知れない。行ってそして「元気でな」とでも言っただろう。翼自身、啓子とは終わっていたのだった。千夏が広田浩二の彼女と知った辛さから、自分から身を引いてあげようと思ったのだ。それは千夏に対する好意の表れだった。劇的な瞬間が去ったあと、鳴っていたはずの爆音が聴こえてきた。翼は闇雲にそれを切った。5分後、ケータイにメールが届いた。千夏からだった。

千夏@[お久しぶり。一年前、翼の姿を見て感動しました。翼の野球してる姿、やっぱ私好きなんだなぁと。でもどうして返事くれなかったの?淋しかったよ。]
 翼@[だって、俺に恋人いたから]
千夏@[いまは?]
 翼@[おらんよ。ひとり> < ほんまにな]
千夏@[わたしもひとり。ほんまにね(笑)]
 翼@[そうなんや。けど、ナツ東京行っちゃうんやね・・俺は京都までしか追いかけられない(悲)]
千夏@[追いかけてくれるの?]
 翼@[どこまでも^^ 少しは大人になったやろ?]
千夏@[ひとあし先に京都で降りました。ちゃんとわたしを連れて帰ってくださいね]
紙一重で京都に着いた翼は、ベンチに座る千夏の後ろ姿を発見した。忍び足でその抱き合わせのベンチに座った。

 翼@[恋愛映画でも観ませんか?]   - 完 -

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| 恋愛小説 | 15:57 | トラックバック:0コメント:6
コメント
今日はこっちに遊びに来ましたヽ(+´ω`+)ノ
あらためて。
かわいいサイトですねー!
ぱっと見、うさちゃんマークもあるし、女の子チックなブログです♪
読みやすいしー♪⌒ヽ(*゚ω゚)ノ
あっちのブログとはまた一味違いますね☆
本ブログのほうで続き読みましたが・・・
まだまだコンティニュー!気になるる!!(´・ω・`)
2006.08.26 Sat 19:20 | URL | りこ
りこ様隠れブログへようこそ!&ありがとうございま~す^^//
うさちゃんかわいいでしょ!
こんな便箋で女の子とよく文通してたなぁ。そう思ってこれにしたの。笑
絶対絶対ぜ~ったい続き読んでね(!^^!)
2006.08.27 Sun 23:09 | URL | POPSTAR
v-238どうなるんでしょう・・・なんとなくエリカぽんは読んでいて色んな気持ちの変化を味わえてるからドキドキしていますv-10
これは先があまり読めないラブストーリーですねv-238大阪弁もすごくマッチしていて翼君が啓子とこれからどうなるのか、不安です・・・・エリカぽん的にはモトサヤになるのはちょっと反対派なので啓子ちゃんとこのまま上手く行って欲しいんですが、どうなるのか・・・・これからが見所ですねv-46v-107
POPSTARさん続きをお願いしますねv-91

続きが書けたらエリカぽんに報告して欲しいなぁ~v-221         v-23v-24←なんとこんな絵文字があるなんて・・・・v-10すてき☆彡
2006.09.04 Mon 00:14 | URL | エリカぽん
エリカぽんまでこちらにコメント嬉しいです。
そうか~絵文字あったんだね・・

でも、翼の啓子への深い感情が描かれてないのがちょっとミソだと思いません?・・「思いまへん」って言われそうだけど^^;

もしかして終わり方もミソかも知れないよ~。実にその終わり方、文より音楽に載せてエリカぽんのようなお目目の大きな役者さんが、目線や雰囲気で演技して貰うとジーンとさせる自信ありなんですが...
演技指導としましては、 「泣きそうなんだけどないちゃいけないよ!はいシーン28テイクファイブいきま~す」って感じのシーンなのです。報告するね!

2006.09.04 Mon 12:18 | URL | POPSTAR
ひゃぁぁ~~v-238かなり結末ビックリデス。。さすがpopstarさんv-91モトサヤに戻るのが嫌って書いたけどこれはかなりエリカぽんも読みながら応援したくなっちゃいましたv-272
翼の啓子への想いのタッチが薄いのは気付いていましたよv-237けど翼と戻った千夏はこれからずっと翼と遠恋をしながら深く築いていって欲しいですv-107
2006.09.07 Thu 14:56 | URL | エリカぽん
エリカぽんへ

読み手にこうして楽しんでもらえてコメントちゃんともらえると自信つくし客観視できるんだよね^^また書こうって思えるし。言っちゃえばコメントくれた人に対しこういうのが受けるかなとか書いてて思うし。
どうっすか?エリカぽんも描きまっか?v-8
2006.09.07 Thu 21:55 | URL | POPSTAR
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