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フレンチトースト | main | 秋のS.L.S.⑤ 磐梯山の恋人☆彡
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小さな砂丘
 今日、女性受けするボビー・コールドウェルのCDを借りた。『ステイ・ウィズ・ミー』を流しながらナイトドライブに出た。そしてウェストコーストの片田舎を感じるドゥービブラザーズの『Long Train Runnin’』、ボビーへブの『サニー』などがランダムにリピートされる。行き先は房総半島。・・・馬鹿にしてはいけない。南総白浜からは大きな太平洋が望めるんだ。東京湾横断道を海ほたる経由で木更津へ。ぼくの趣味は写真を撮ること。いつも隣には小さなモデルがいるんだ。紹介しよう!それはぼくの子供たち。男の子と女の子。「お母さんは?」よく聞かれるらしい。「もうこの世にはいないんだ」彼らは言う。長男のマサキも長女のアスカも、お母さんが欲しいって言うからお父さん探さないといけないな。でもお父さんの愛する人はたった一人だけ。君たちのお母さんだ。まだまだ忘れることができないんだ。忘れる必要なんかないとは思うけど、突然の事故で死ぬなんて寿命が来た訳ではないのに・・・。彼女は子供たちの成長を夢見ていたはずだよ。ぼくだってもっともっと愛したかった。彼女ももっともっと愛してもらいたかったと思うな。

 朝になって小さな砂丘を見つけた。その波打ち際、子供たちが楽しく遊ぶ瞬間を撮るのに夢中になってるぼくがいる。白い砂と白い波。
「なぁマサキ、寂しくないだろ?お母さんはアスカも生んでくれたんだから」
・・・ぼくはあの日、この砂丘で彼女と永遠を誓った。

 今日、彼氏と別れたというお母さんの妹と会った。どことなく見せる表情には、あの日の彼女を顧みた気がした。
「なぁアスカ、どう思う?お母さんに似てるだろ?」お父さん頑張って口説いてみせるよ!

 今日、女性受けするボビー・コールドウェルのCDをまた借りた。『ステイ・ウィズ・ミー』を流しながら新しい彼女とドライブに出た。彼女を口説いた時と同じ南風の吹く小さな砂丘で車を止めた。新しい彼女は、あの日の彼女と同じ目でぼくを見つめていた。夢のようだった。
「私、お姉ちゃんの代わりにしてもらえますか?」彼女が言う。ぼくは答えた。
「今、あいつのことは忘れたよ。だから、ぼくと一緒になって欲しい」
それは本当の気持ちでもあり、新しい妻への優しさでもあった。

 今日、三人の子供とお母さんと五人でドライブに行こうと思う。
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テーマ:自由詩 - ジャンル:小説・文学

| 恋愛小説 | 20:32 | トラックバック:0コメント:0
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東京都出身、横浜市在住
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